クローバー内科醫院

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肥満外来

肥満は医学的には脂肪が体にたまりすぎて、健康に悪影響を与えている状態を指します。

当院の肥満症診療の流れ

初診日(保険診療)

  1. 問診表で肥満に関しての情報を記入していただきます(WEB予約での問診表記入がおすすめです。)
  2. お持ちであれば直近の健康診断結果をお見せください(1年以内)。
  3. もしお持ちでなければ、糖尿病の有無の確認のために即日結果が出る、HbA1cを確認いたします。コレステロールや肝機能の値も確かめるために、腕からの採血もさせていただきます。
  4. もし血糖、HbA1cが糖尿病に近い数値であれば、後日ブドウ糖負荷試験の実施をお勧めいたします。
    (※もし糖尿病の診断がつけば保険診療で治療を行うことができるためです)
  5. 糖尿病の数値に近くなければ、まずは食事・運動のアドバイスを行います。
    食事療法に改善が必要な方は、当院の栄養士がお話をお伺いします。寄り添った具体的な改善点を探していきましょう。

再診日(保険/自費)

  1. 食事療法、運動療法に改善点があり、保険診療での治療を希望されるようなら行動療法での減量、適宜漢方薬の処方を行ってまいります。
    自費診療での治療を希望されるようなら、GLP1受容体作動薬であるウゴービを処方いたします。
  2. 院内薬剤師もしくは看護師が手技や保存方法含めて丁寧に手技の指導を行います。
    1回目は院内で打っていただき、2回目以降は不安であれば院内、問題なければご自宅で打っていただきます。
  3. 副作用症状がないか確認するため、2~4週間後に受診をお願いしております。
  4. 順調に減量を得られるようなら継続、減量が止まり食欲を抑えられないようなら薬剤を増量します。

肥満症とは?

肥満は「体重が多い」だけのことではなく、医学的には脂肪が体にたまりすぎて、健康に悪影響を与えている状態を指します。
特におなかの内臓まわりに脂肪がつく「内臓脂肪型肥満」は、さまざまな生活習慣病の原因になります。肥満は、遺伝や、胎児期の栄養状態、ライフスタイル(不規則な食生活や睡眠)、環境(日常の交通手段や食環境)、心理社会的(社会生活におけるストレス)などさまざまな要因が関係しており、自己責任ではありません。

肥満は以下のような病気のリスクを高めます。

糖尿病
高血圧
脂質異常症
心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化性疾患
睡眠時無呼吸症候群、変形性関節症、不妊症 など

日本では BMI(体重kg ÷ 身長m²)25以上 を「肥満」と定義します。
そのうえで、肥満に伴って、健康を脅かす合併症(健康障害)がある、または、内臓脂肪が蓄積していて健康障害を生じるリスクが高い状態を「肥満症」と呼びます。
★あなたのBMIはどこに入りますか?★

治療の基本は、食事療法と運動療法が基本になりますが、生活習慣の改善だけでは十分な効果が得られないこともあります。
近年、糖尿病の治療薬として開発された GLP-1受容体作動薬が、体重を減らす効果を持つことがわかり、肥満症の治療にも使われるようになってきました。

GLP1受容体作動薬(ウゴービなど)とは?

グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)は、食事を摂取すると小腸から分泌されるホルモンで、すい臓からインスリン (血糖値を下げるホルモン) を出すように働きかけます。GLP-1受容体作動薬は、受容体を直接刺激することでGLP-1分泌を促す薬剤であり、血糖値を下げるだけでなく食欲を抑制することで体重減少する効果も期待できることから、2型糖尿病患者さんの治療薬として広く用いられています。

そのような中でGLP-1受容体作動薬の注射薬であるセマグルチド製剤:「ウゴービ」が肥満症の治療薬として保険診療で処方が可能になりました。

しかし同薬を保険診療で処方できる施設や医師の要件には条件が設定されており、具体的には、肥満症治療に関連する学会(日本糖尿病学会、日本内分泌学会、日本循環器学会)の専門医と栄養指導を行うことができる管理栄養士が常勤している『教育研修施設』でないと使用できません。
教育研修施設であるクリニックは全国でも少なく、保険診療での処方は総合病院や大学病院で行うことになり、開始するための条件は、なかなか厳しいです。
この現状から、当院では「ウゴービ」を用いた肥満症治療を自由診療 (自費診療) で、提供を行っています。

ウゴービの治療を受けるための条件

当院でウゴービの治療を行うためには、下記の条件を満たしていることが必要になります。

  1. BMI※が 35 kg/m² 以上で、高血圧、脂質異常症または2型糖尿病のいずれか1つ以上の診断がなされ、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られない
    ※BMI (Body Mass Index) = 体重(kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)}
  2. BMIが 27 kg/m² 以上で、2つ以上の肥満に関連する健康障害※を有する
    ※耐糖能障害、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症・痛風、冠動脈疾患、脳梗塞・一過性脳 虚血発作、非アルコール性脂肪性肝疾患、月経異常・女性不妊、閉塞性睡眠時無呼吸症候 群・肥満低換気症候群、運動器疾患 (変形性関節症:膝関節・股関節・手指関節・変形性脊椎 症)、肥満関連腎臓病

ウゴービの効果

ウゴービの治療により、食欲を抑制し、エネルギー摂取量を変化させることにより、以下の治療効果が期待できます。
1. 体重減少
2. 内臓脂肪の減少
3. 腹囲の減少その他にも様々な効果が報告され、肥満合併症への良い影響も期待できます。