クローバー内科醫院

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慢性膵炎

慢性膵炎とは?

膵臓は脂肪や糖を消化する酵素を作る「消化器の要」であり、血糖調整を行うホルモン(インスリンなど)も分泌しています。
慢性膵炎では、

  • 膵臓が徐々に硬く線維化する
  • 消化酵素・ホルモンの分泌が低下する

ことで、消化不良や糖尿病が起こりやすくなります。

主な原因

慢性膵炎の原因で最も多いのは 長期間の飲酒 です。
✔ 主な原因

  • アルコール(最も多い)
  • 特発性(原因不明)
  • 遺伝性膵炎
  • 自己免疫性膵炎(AIP)
  • 再発性の急性膵炎から移行

急性膵炎を何度も繰り返すことで、慢性膵炎へ進行することがあります。

症状

慢性膵炎の症状は、進行度によって変化します。
✔ 初期〜中期

  • 食後の上腹部痛・背中の痛み
  • 吐き気
  • 食欲低下
  • 膨満感
  • 体重減少

✔ 進行した場合

  • 脂肪便(油っぽい便・下痢)
     → 脂肪が吸収できないため
  • 消化不良
  • 糖尿病の発症(膵性糖尿病)

膵臓の機能低下により、消化・吸収・血糖調整に影響が出ます。

診断方法

当院では以下の検査を組み合わせて診断します。

  • 腹部エコー
     膵臓の萎縮、石灰化(膵石)、主膵管の拡張をチェック
  • 血液検査
     膵酵素、血糖値、栄養状態
  • CT / MRI / MRCP
  • 膵外分泌機能検査(必要時)

慢性膵炎は画像での特徴が診断の中心となります。

治療

慢性膵炎の治療は、症状改善進行を防ぐことが目的です。
✔ 1. 生活習慣の改善

  • 禁酒(最重要)
  • 脂っこい食事を控える
  • 過食を避ける
  • 禁煙
  • 栄養バランスを整える

✔ 2. 薬物治療

  • 消化酵素の補充(消化不良の改善)
  • 痛みのコントロール
  • 必要に応じて糖尿病治療

✔ 3. 合併症への対応

  • 膵石や膵管狭窄 → 内視鏡治療(ERCP)や体外衝撃波など
  • 栄養不足 → サプリメントや栄養指導

放置すると?

慢性膵炎を放置すると、

  • 栄養障害
  • 膵性糖尿病
  • 強い慢性の痛み
  • 膵石
  • 急性増悪の繰り返し
  • 膵臓がんのリスク上昇

などの問題が起こる可能性があります。
早期に生活改善や治療を行うことで進行を抑えることができます。

当院での対応

クローバー内科醫院では、

  • 腹部エコーによる膵臓の状態チェック
  • 血液検査による膵酵素・血糖・栄養評価
  • 膵石や膵管拡張のフォロー
  • 消化酵素薬・痛みの管理
  • 必要時の専門医療機関への紹介

を行っています。
「飲酒後の腹痛が続く」「体重が落ちてきた」「脂っぽい便が出る」などの症状がある方は、早めの受診をおすすめします。