慢性肝炎・肝硬変
慢性肝炎・肝硬変とは
肝炎とは、肝臓に炎症が起こる状態のことを指します。
急性肝炎が数か月以内に治るのに対し、6か月以上炎症が続く状態を「慢性肝炎」と呼びます。炎症が長く続くと、肝臓の細胞が徐々に壊れ、肝硬変へ至り、肝がんを発症する可能性があります。
急性肝炎が数か月以内に治るのに対し、6か月以上炎症が続く状態を「慢性肝炎」と呼びます。炎症が長く続くと、肝臓の細胞が徐々に壊れ、肝硬変へ至り、肝がんを発症する可能性があります。
主な原因
現在は治療できるもの増えてきており、早期に発見することで進行を予防できます。
慢性肝炎の原因にはいくつかありますが、日本では次の3つが代表的です。
慢性肝炎の原因にはいくつかありますが、日本では次の3つが代表的です。
- ウイルス性肝炎B型肝炎ウイルス(HBV)やC型肝炎ウイルス(HCV)によるものが多く、感染が長期間続くことで慢性化します。
かつては輸血や注射針の使い回しによる感染が多くみられましたが、現在は感染経路が変化しています。 - 自己免疫性肝炎(AIH)
体の免疫が誤って肝臓の細胞を攻撃してしまう自己免疫疾患です。中年以降の女性に多くみられます。 - アルコール性肝炎や脂肪肝炎(MASH)
飲酒や生活習慣の乱れ、肥満・糖尿病などによって肝臓に炎症が起こることがあります。
症状
初期の慢性肝炎では自覚症状がほとんどありません。
進行すると次のような症状が現れることがあります。
進行すると次のような症状が現れることがあります。
- 体のだるさ、疲れやすい
- 食欲がない
- 右上腹部の不快感
- 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
- むくみ、腹水(進行時)
症状が軽いため、健康診断で肝機能異常を指摘されて初めて気づくケースも多いです。
診断・検査
慢性肝炎の診断では、以下のような検査を行います。
血液検査:AST(GOT)、ALT(GPT)などの肝酵素やウイルスマーカー(HBs抗原、HCV抗体)、自己抗体等を確認します。血液検査である程度の病気については診断することが可能です。
腹部エコー検査:肝臓の形や質の変化、腫瘍の有無を調べます。
肝生検:必要に応じて肝臓の組織を採取し、炎症や線維化の程度を評価します。現在は血液検査やエコー検査、指数により肝生検までを要することは少なくなってきましたが、肝臓の状態を把握するうえでは欠かせない検査です。必要性が高い場合は、連携病院へご紹介する形となります。
血液検査:AST(GOT)、ALT(GPT)などの肝酵素やウイルスマーカー(HBs抗原、HCV抗体)、自己抗体等を確認します。血液検査である程度の病気については診断することが可能です。
腹部エコー検査:肝臓の形や質の変化、腫瘍の有無を調べます。
肝生検:必要に応じて肝臓の組織を採取し、炎症や線維化の程度を評価します。現在は血液検査やエコー検査、指数により肝生検までを要することは少なくなってきましたが、肝臓の状態を把握するうえでは欠かせない検査です。必要性が高い場合は、連携病院へご紹介する形となります。
治療
原因によって治療法は異なります。
B型肝炎:核酸アナログ製剤などでウイルスの増殖を抑える
C型肝炎:飲み薬(DAA)による治療で、現在はほとんどの患者さんでウイルス排除が可能
自己免疫性肝炎:副腎皮質ステロイドや免疫抑制剤で炎症を抑える
脂肪肝炎・アルコール性肝炎:生活習慣の改善、禁酒・減量、糖尿病や脂質異常の治療
いずれも定期的な通院と血液検査で病状を管理することが重要です。
B型肝炎:核酸アナログ製剤などでウイルスの増殖を抑える
C型肝炎:飲み薬(DAA)による治療で、現在はほとんどの患者さんでウイルス排除が可能
自己免疫性肝炎:副腎皮質ステロイドや免疫抑制剤で炎症を抑える
脂肪肝炎・アルコール性肝炎:生活習慣の改善、禁酒・減量、糖尿病や脂質異常の治療
いずれも定期的な通院と血液検査で病状を管理することが重要です。
肝臓は沈黙の臓器と呼ばれており、進行するまで症状があまりないため、肝機能異常のある方については専門医を受診し、診断することがとても大切になります。






